<右手の手首を小指方向に曲げると手首が痛い 50代女性>

 

半年以上ぶりに来院された方ですが、
病院で腱鞘炎と診断され、病院で何回かに一度注射をして、数ヶ月リハビリにも通い、毎回温熱や超音波を受けていたそうですが、

なかなか痛みが取れず、引っかかる感じがしてスムーズには動かせなかったそうです。


その日は病院に行った帰りで、全身調整を受けに来られました。


足の調整をしている時に、腱鞘炎の話になりました。


ライブ会場でバンドの方々への施術時にも、指先が上手く動かせないや手首に違和感がある方を本番前に調整することがあり、

本番直前なので手や指だけの調整は控えています。


この方にも腕、指先以外の調整の方が良いのかもと、

各アームラインと深部で繋がっているディープフロントライン、特に大腰筋を確認すると、

硬く柔軟性がありませんでした。

 

硬い部分を圧定している時に手首を動かしてもらうと、痛みもなくスムーズに動かすことができるとのことでした。

握力に関係する広背筋や右肘の捻れを整えると、

「アレ?どんな動きしても大丈夫!」と言われました。


念の為、1週間後に施術を受けに来てもらいましたが、痛みも動きも問題なくお仕事も出来た、との報告をいただきました。


慢性化した症状の場合、症状の場所とは違う離れた場所のバランスが取れなくて、現象が起きていることがあります。


局所のケアだけでなく全身のバランス調整をしてみてはいかがでしょうか?

2019年4月