<左腕を肩の上まであげると痛みが出る 30代 男性(プロミュージシャン)>

 

身体の大きな方で、金管楽器を担当しており、ライブ中は立ちっぱなしの為、
腰や膝が痛くなることが多く、スケジュールが合う時に調整をさせて貰っていました。

 

先日、珍しく緊急の依頼で連絡がありました。
翌日がレコーディング、翌々日から2日間、あるバンドさんの記念ライブがあるとのこと。

 

左手で楽器を支え、アップテンポの曲ではそのまま頭上で手拍子をしたり、
また、今までよりも少し重い楽器に変更したそうで、
このことから、腕の筋肉を使いすぎた事に加えて、肩と背中をつなぐ広背筋の緊張を疑いました。

体型はフォーム5。両肩が巻き込み、猫背気味で骨盤が後傾(腰が丸くなる) していました。


ディープフロントライン、前後のファンクショナルラインを中心に、
腸腰筋、広背筋、内転筋に柔軟性をつけていき、肩甲骨の動きを制限していた肩甲下筋の調整を行うと、
肩、腕周りの可動範囲が広がり、スムーズに動かせるようになり、
首の可動範囲も広がって、引っかかる感じや痛みが取れました。

 

その後まだお会いしておりませんが、良いパフォーマンスをしてもらえたらと思います。

2018年10月