<腕(肩)が上がらない、上が向けない 60代男性>

 

3年程前に左肩腱板断裂と診断された、現在は腕を上げると途中から痛みのためあげることができない、とのこと。

 

確認すると両腕とも真っ直ぐ上がりきらず、腕が肩から巻き込んでおり、

さらに両前腕部が内旋し、遠位近位の橈尺関節が捻れて関節が詰まっていました。

 

顔が上を向けないことからフォーム2と判定。

全身に力が入っている感じで、胸部から腕部にかけての筋肉が硬く柔軟性がありませんでした。

 

4つのアームラインを調整し、ライン上の筋肉を緩め、手根部の関節、肩関節、胸鎖関節を広げ、

前後のファンクショナルライン特に広背筋、大胸筋の緊張を緩めたところ、腕の動きが改善されました。

腕部、胸部の緊張が取れたことで、呼吸が深くなり顔色もよくなりました

まだ顔を上に向けると首が詰まった感じが見受けられたため、

菱形筋、起立筋、腓腹筋に硬さが見られたので、仙結節靭帯などでスーパーフィシャルバックラインと頚椎、頭頸関節、頭蓋を調整して

前後型の椎骨(フォーム1、2の椎骨合わせて)を調整したところ、随分と顔を上に上げれるようになりました。

 

2018年2月